こんばんは!
ローフードマイスター静岡浜北校・カジュアルベジタリアン料理教室Meimei主宰の石川久美恵です^^
前回は陰陽思想に入る前に知っておきたい基本のことをお話ししました。
陰陽思想は絶対的なものではないということ。
見方や、時代、精神状態によって物事は姿を変える。
全ては普遍的なものであるということ。
を、お伝えしました^^
今日は"じゃあ、陰陽思想ってなんだよ?どうやって分けられてるんだよ?"という基本的なことをお伝えします!
まずはこちらの図⬇︎

世の中の全てのものは陰陽で成り立っている。
その人が想像した時点で世の中に存在しているのです。
「色」
これは形はありません。でも、私たちは"赤"や"青"というものがあるというのを確実に知っています^^
意識している時点で形はなくとも、赤や青というものは存在し、そこに陰陽が登場します。
赤:陽性
青:陰性
上の図にもあるようにそれぞれに基本的な性質が存在します。
〈陰性〉
冷たい、緩む、寒い、カリウムが多い、水分が多い、広がる、軽いetc,,,
〈陽性〉
温かい、締まる、暑い、ナトリウムが多い、水分が少ない、集まる、思い,,,
これらの性質で、世の中のものは全て陰陽に分けられますが、ぴったりどちらかに分けられるのではなく、限りなく陰に近い陽とか、限りなく陽に近い陰、またかなりの陰性、陽性のど真ん中など陰陽に分けられたとしても全然性質が異なるのです。
例えば、夏のトマトはカリウムが多く、暑い地域で作られるため"体を冷やす"働きがあり、さらに水分が多く、陰性の野菜です。
夏のトマトは瑞々しく陰性に寄っています。
しかし、同じトマトでも冬に作られ、3ヶ月以上も水を与えずに作られ、身が引き締まったトマトは夏の陰性のトマトよりは陽性です。
(絶対的な陰が存在することはなく、物事は全て普遍である、ということの説明は前回のブログへ^^)
つまり、夏のトマトは陰性よりだけれども、冬のトマトは夏とは違い、陽性よりのトマト。
複雑ですね。
たったの陰か陽の二つしかないのに複雑。
でもね、コンピューターは0と1で成り立つシステム。0か1しか文字がない二進法なのにあの複雑な機能を全て駆使しているんです。
いや、単純なものだからこそ単純で複雑な、もう相反するようなものが出来上がるのかもしれません^^
身の回りのものが陰なのか、陽なのか。
陰性って何?陽性って何???
頭がこんがらがりそうだ〜!という声も聞こえてきそうですが、次回もまた例文を交えながらお話ししていきたいと思います^^
ではまた!